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2014.07.29 Tuesday
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日々の泡沫
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ある日の朝。いつもならにゃごにゃご騒いでいるおじょうが妙に静か。
どうしたんだーと探してみれば、居間に置いてあるおじょうお気に入りの籠の前にいた。
なにやら一心に籠のなかをみつめるおじょう。
いっしょになってのぞいてみたけれど、いつもとおんなじように見える・・・。
とうとう、はし。手が出た。
ふがふがふが。なんか一生懸命やってます。
なになに、何かつかまえたの?わくわく。
ねーねー、なんかおったん?
ねーってばー。
・・・・・・・・・・・・
最近たてつづけにすてきな猫絵本に出会うことができてウフフなわたし。(単純)
どの絵本の猫も最高に魅力的で見ているだけでしあわせな気持ちになる。
ねー猫ってこんなに魅力的!ねーおじょうさん。なんてすてきないきものなんだろう!
おじょうをみつめながらにやにやにや。
数日前からくしゃみ連発、目がかゆくて涙でる。花粉がとびはじめてる。
「確実に春が近づいているのを感じたよ」
そう話したら
「そういえば今朝、足の指の間がかゆくてのぞきこんでみたら水虫が活動を始めてたよ。春が近いんだねぇ。」
と返された。
「……啓蟄にはまだちょっと早いよ。」「あははー」
そんな会話。
なんかせつないー。こんな春の感じ方はやだーー。
なんて思っていたら別の人が教えてくれた。
「昨日、ウグイスを見かけたよ。」
すこうしずつ、ちょこっとずつ、あちらこちらで、こっそり春の気配。
梅干しの次は、味噌だ!ということで今年は味噌つくりに挑戦。
だがしかし。家にあったいくつかの本に載っていた味噌つくりのレシピも味噌作りの先輩である知人から聞いた作り方も、すこうしずつ皆違う。
まー気にせず初めての年である今年はとりあえずやってみようのいつものノリで気楽にずんずかやってしまうのだった。
来年のわたしのためのメモ。
材料:大豆2キロ、米麹2キロ、塩1キロ
手順:
たっぷりの水に大豆を浸して一晩おく。
たっぷりの水で火にかける。泡みたいなあくをすくう。
煮汁を捨てて新しい水で再び煮る。
コトコト弱火で汁が減ってきたら水を足しつつ煮る。
大豆が指で軽くつぶせるぐらいになったらザルにあける。煮汁はとっておく。
熱いうちにマッシャーでつぶす。
米麹と塩850グラムを手ですりまぜておく。
人肌程度に冷めた大豆と米麹と塩をまぜる。
そのさいとっておいた煮汁でやわらかさを調整しつつ混ぜる。ぐにゃっとした柔らかさ。
よくまざったら片手でつかめる程度のボール状に丸めたみそ玉を作る。
熱湯消毒しておいた容器にみそ玉を投げつけるようにして入れてゆく。
いくつか入れたら手で押し込んで空気を抜く。
全て入れ終えたら表面を平にならし、残りの塩をふりかける。(ふちを重点的に)
その上にラップをかぶせ、重しをしてふたをする。
本当は米麹とかみそ玉とか容器に入れた直後のとか写真に撮っておけばよかったのに、最中は夢中だったもんだから残ってる写真は水に浸してる大豆のみ。
みそ玉とかかわいかったのにー。
大豆もじゅうぶんかわいいけど。
なにはともあれ仕込みは終了。出来上がりはまだまだ先。わくわくなのだ!
こどものころどんな少女小説のどんな主人公が好きだった?
わたしはアンよりもジョーよりもセーラよりもピッピよりもパレアナよりも、だんぜんジュディが好きだった。
わたしが愛読していた「あしながおじさん」は訳が谷川俊太郎で絵が長新太。すごい組み合わせ。でもこの組み合わせじゃなくっちゃだめ。高校生ぐらいのときに「続あしながおじさん」を読んだけれど訳が違う人でどうにもこうにもはまりきれなかったことを覚えている。
谷川さんといえばどんぐりさんが「あいしてるって・・・」というタイトルの日記で谷川さんの詩を紹介しているけれど、わたしが少女のころ、「愛」について初めてそのはしっこに触れたと感じたのがこの「あしながおじさん」だった。
ジュディからあしながおじさんに送られる最後の手紙に彼女はこう記す。
「夢にも思わなかったほどしあわせになったかわりに、またわたしはいままでになくしんけんになったの。あなたになにかおこりはしないかというおそれが、影のようにわたしの心にとまっている。まえにはわたしはいつもうきうきして、のんきで、へっちゃらでいられた、だってかけがえのないものなんてなにももってなかったから。」
「わたしの心の平和は、永久にうしなわれた」
少女だったわたしはこの部分に強烈にひかれたのだった。