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『あしながおじさん』J・ウェブスター 作/谷川俊太郎 訳/長新太 画

こどものころどんな少女小説のどんな主人公が好きだった?
わたしはアンよりもジョーよりもセーラよりもピッピよりもパレアナよりも、だんぜんジュディが好きだった。

わたしが愛読していた「あしながおじさん」は訳が谷川俊太郎で絵が長新太。すごい組み合わせ。でもこの組み合わせじゃなくっちゃだめ。高校生ぐらいのときに「続あしながおじさん」を読んだけれど訳が違う人でどうにもこうにもはまりきれなかったことを覚えている。
谷川さんといえばどんぐりさんが「あいしてるって・・・」というタイトルの日記で谷川さんの詩を紹介しているけれど、わたしが少女のころ、「愛」について初めてそのはしっこに触れたと感じたのがこの「あしながおじさん」だった。
ジュディからあしながおじさんに送られる最後の手紙に彼女はこう記す。
「夢にも思わなかったほどしあわせになったかわりに、またわたしはいままでになくしんけんになったの。あなたになにかおこりはしないかというおそれが、影のようにわたしの心にとまっている。まえにはわたしはいつもうきうきして、のんきで、へっちゃらでいられた、だってかけがえのないものなんてなにももってなかったから。」
「わたしの心の平和は、永久にうしなわれた」
少女だったわたしはこの部分に強烈にひかれたのだった。

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