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リンドグレーンの誕生日

今日はなんの日?

リンドグレーンの誕生日!!


リンドグレーンといえば「長くつ下のピッピ」。
子どものころ読んだときにはピッピがあっという間に作ってしまうしょうがのクッキーが食べたくてたまらなかったな。
それから絵本が大好きだったロッタちゃん!映画化された「ロッタちゃん」も友人と見に行ったっけ。
あのロッタちゃんは本当にすてきだった。なんてかわいいしかめつらだったんだろう!
ジョキジョキとはさみで服を切っちゃうロッタちゃん。もみの木をずるずる引っ張っていくロッタちゃん。
ロッタちゃんの家族も愛らしかった。
それから偶然テレビで放映されていて見たのが映画になった「やかまし村の子どもたち」。
これは本当に大好きだった。何もかもが大好きだった。いつかこんな村にこんな家に住みたいと思った。
そういえば「やかまし村のクリスマス」みたいな感じの本を持っていた。
クリスマス前に読み返してみようかな。
 

若竹七海さん

好きな作家さんはたくさんいるけれど、これほど新刊を待ち望んでいる作家さんはほかにはいない。それが若竹七海さん。
なぜなら長いこと新刊が出版された形跡がないからだー。もう!
おまけに古いものになると絶版で手に入れられないものまである。
既刊はほとんど手に入れて読んでいるけれど、それでもいくつか見つけることができていない。あーくやし。
すごく人気のある作家、というわけでもない(たぶん)から情報も入りにくいし。
でもわたしは若竹さんがだいすきなんだー。
そんな若竹さんが今年、「暗い越流」で第66回日本推理作家協会賞(短編部門)受賞していたことをついさっき知った。
すごいうれしい!受賞した、ということではなく、新しい話を書いてたということが知れてものすごくうれしい!!
若竹さんの小説がもっと読みたい。もっともっと読み続けたい。特に架空の街「葉崎」を舞台にしたもの、そして葉村晶を主人公にしたシリーズの新作が読みたい!!!!新刊楽しみにしてます!お願い、早く出してー。

若竹七海さんの著作でどれが一番好きかは選び難いのだけど、たぶん一番最初に読んだのがこれ。↓。架空の街「葉崎市」を舞台にした一作。

先日届いた祖母からの手紙にこんな一文があった。
「本は読んでいますか。
一生の友になる本は大切です。」
今年もたくさんの本と出会ってきた。人にすすめてもらった本、偶然本屋ででくわした本、ずっと探していてようやく見つけ出した本、暇つぶし程度の気持ちで手にした本。出会い方はさまざまだけど、どきどきしたり、深くうなづいたり、くすりと笑ったり、そっと抱きしめたり。どの本もやっぱり同じように出会えたことに感謝したのだった。
先日のクリスマスにも友人から二冊の本が届いた。毎年誕生日とクリスマスに贈りあうようになってからもう10年以上。彼女がわたしのために選んでくれた本たち。それぞれが私にとって大切な一冊となり、心の中のそこかしこに今もそっとしまわれている。今年のクリスマスの二冊も彼女らしさにわたしらしさも加わった素敵な二冊だった。



こちらはそのうちの一冊。
「記憶 忘れてはいけないこと3」
東日本大震災の被災地で撮影された写真と文章がおさめられている。友人は英訳に協力していて、こちらで写真を見ることもできる。
浮かぶ思いはたくさんあるけれど、今はただ、そのタイトルの言葉だけをかみしめたい。
「忘れてはいけないこと」

今年、わたしのもとへとやってきてくれた本たち。今までそうだったように、わたしはきっと何度も何度も本棚から取り出し、ページを開くだろう。何年後も、何十年後だってきっと。
わたしはやっぱり本がすき。

アヴリルの糸あそび



AVRIL(京都の糸専門店)さんのペラコーンが好きです。上のみたいに何種類かの糸が組み合わされて巻かれているものです。
なんだろう。これ見ているだけでわくわくする。少しだけ広げてみてはにやにやして。少しずつ大事に使ってはむふふと大満足。そしてやっぱり見ているだけでにやにや。
最近このペラコーンの使い方が載っているAVRILさんの本を買いました。わーますます使いたくなる!もっと欲しくなる!
AVRILさんのシュシュキットもほしいのだ。

最近の読書生活

 

最近の読書。
・宮部みゆきの最新作「おまえさん」読了。
・ついでに同じシリーズの「ぼんくら」「日暮らし」も久しぶりに読む。このシリーズの主役同心・平四郎が好きなのだ。
・さらに宮部さんの時代ものを読み返したくなって「あかんべえ」を。
・少しずつ本棚を整理しようと眺めている最中に思わずいろいろ手を出してしまう。
・椎名誠「新宿熱風どかどか団」→その流れで「本の雑誌」関係のいくつか。(「発作的座談会」数冊、吉野朔実「お父さんは時代小説が大好き」等々)突如、椎名さんが書いた「目黒さんを味噌蔵に閉じ込めてしまう話」が読みたくなるが、どこに載っていたのか思い出せず悶々とする。どこで読んだんだったかなぁ。
・若竹七海の小説いくつかかたっぱしから読み返す。ちなみに今は「閉ざされた夏」を読みかけ。若竹さんの最新作はいつ出るんでしょうか。この人の本はほとんど読んで(架空の街・葉崎市を舞台にしたものが好き)しまったので新作が待ち遠しい。
・山本文緒「みんないってしまう」「ブラック・ティー」「ファースト・プライオリティー」「絶対泣かない」などを続けてこれまた久しぶりに読み返す。何度読んでもやっぱりいい。
・次は宮部さんの時代ものをもっと読み返したい。まずは「幻色江戸ごよみ」か。(今目の前の棚にある。あ、その上に「ばんば憑き」もあるぞ。)
・本棚の整理はどうしたんだ。

『うきわねこ』

蜂飼 耳
ブロンズ新社
(2011-07)

最近本屋で見かけて気になった絵本。「うきわねこ」。
何より絵がいい。主人公の猫の「えびお」がかわいすぎる。(しかもその名前。どこからきたんだろ。えびお。かわいすぎる。)誕生日プレゼントにおじいちゃんがくれたのはうきわ。そのうきわは実は満月の夜には・・・。というお話も絵にぴったり合っていた。
ふと満月の夜には窓枠に頬杖ついて空を見上げてみたくなるような、そんな絵本。

「ネコのアリストテレス」

「ネコには九つの命がある!」
今年の友人からの誕生日プレゼントのうちの一冊、「ネコのアリストテレス」の帯にはこんな言葉が書かれていた。
訳者あとがきによればこれは英語のことわざから来ていて、その意味は「ネコは九回生まれ変わるーつまり、ネコは長生きで、そうかんたんには死なないということ。」らしいのだけれど、さらに付け加えて言えば、ネコはそれだけ死にそうな目に遭うほど好奇心旺盛で思いもかけないことをやってしまうということ、でもあるんじゃないか?そんなことを考えてしまうのはこの本の主人公ネコのアリストテレスのせいでもある。
それほど次から次へと自ら死にそうな目に遭いに行くアリストテレス。もちろん死にたいわけじゃないから必死で逃れようとするし、逃れたあとは学習して同じ目にあわないようにする賢さもあるわけなのだけど。それにしても本当にアリストテレスったら目が離せない。飼い主であるおばあさんの肝の冷えっぷり、命の縮み具合を心配しちゃうほど。このおばあさん(実はほうきで空を飛べる魔女なのだ。なのに飼い猫に選んだのが白猫のアリストテレスだった)もまたこの本の魅力のひとつでもあると思う。最初はそっけなく冷たく感じるこの魔女のひととなりが次第に明らかになってゆく。さりげなく描かれる、死にそうな目にあうたびに繰り返されるアリストテレスとのやりとり。そしてアリストテレスの何回目かの命を失う原因となった犬ガブリとのおばあさんとのやりとり。そして合間に挟み込まれる素敵な挿絵。読み始めはアリストテレスのあまりな暴れっぷりに影の薄かったおばあさんが最後にはくっきりと存在感を増し、アリストテレスが九つめの命をなんとか失うことなく、二人でいっしょにしあわせに暮らしている、という最後に暖かなものがこみあげてきたのだった。

『ハーニャの庭で』どい かや

昨年のクリスマスに友人に贈ったけれど、自分でも欲しくなって自分用に購入した一冊。
作者のどいかやさんといえば言わずとしれた人気絵本作家。
どの本屋の絵本売り場に行っても必ずどいさんの「チリとチリリ」は目立つところに置いてあるしその絵も見ればすぐに彼女のものだと分かる。けれどそのせいか改めて手にする気持ちになることがなかなかなくって、実はきちんとどいさんの絵本を読んだのはこの「ハーニャの庭で」がはじめてだった。
なんともいえず美しい絵本。
やさしくあたたかな絵と確かにだけど押し付けがましくなく自然に伝わってくるどいさんの信念のようなもの・・・。
「ハーニャの庭で」はそのタイトルそのまま、猫のハーニャが暮らす庭の、移り変わりゆく四季を描いたもの。
どのページの庭にもたくさんのいきものたちが描かれている。
そこに訪れるものたち、うまれくるものたち、通り過ぎるものたち、暮らすものたち、庭はそのものたちすべてのものだということが伝わってくる。
ハーニャにとっては人も鳥も虫ものうさぎもりすも猫もみなおなじ。
その大きさに関わらずその長さに関わらず、ひとつの「いのち」。
今まで何度も繰り返されそしてこれからも続いてゆくいくつものいとなみ。
庭のすべてのいのちにそそがれるハーニャの優しいまなざしがじんわりじわじわと伝わってくる。
帯には「じっと目をこらして、そっと耳をすませば 世界はこんなにもゆたかで美しい」とある。
こんなふうに世界をみてみたい。そう思わせてくれる絵本。

それにしてもハーニャをはじめ、でてくる猫たちのかわいいことったら!
実際どいさんは何匹も猫を飼っていて、なかにはハーニャという猫もいるそうな。
どいさんは他にも猫が出てくる絵本をたくさん描かれているみたいなのでひとつずつ探してみたい。

ついでにうちのおじょう。






『あしながおじさん』J・ウェブスター 作/谷川俊太郎 訳/長新太 画

こどものころどんな少女小説のどんな主人公が好きだった?
わたしはアンよりもジョーよりもセーラよりもピッピよりもパレアナよりも、だんぜんジュディが好きだった。

わたしが愛読していた「あしながおじさん」は訳が谷川俊太郎で絵が長新太。すごい組み合わせ。でもこの組み合わせじゃなくっちゃだめ。高校生ぐらいのときに「続あしながおじさん」を読んだけれど訳が違う人でどうにもこうにもはまりきれなかったことを覚えている。
谷川さんといえばどんぐりさんが「あいしてるって・・・」というタイトルの日記で谷川さんの詩を紹介しているけれど、わたしが少女のころ、「愛」について初めてそのはしっこに触れたと感じたのがこの「あしながおじさん」だった。
ジュディからあしながおじさんに送られる最後の手紙に彼女はこう記す。
「夢にも思わなかったほどしあわせになったかわりに、またわたしはいままでになくしんけんになったの。あなたになにかおこりはしないかというおそれが、影のようにわたしの心にとまっている。まえにはわたしはいつもうきうきして、のんきで、へっちゃらでいられた、だってかけがえのないものなんてなにももってなかったから。」
「わたしの心の平和は、永久にうしなわれた」
少女だったわたしはこの部分に強烈にひかれたのだった。

『チルチンびと 2011年03月号』

あいもかわらず日々いろんなものによろめいては頭をいっぱいにしているわたしが今一番夢中になっているのが障子。
なんで障子。わからん。わからんが今日も障子思い浮かべてふうとためいきひとつ。「いいよね・・・障子。」
そんなわたしが本屋でみつけたなんともタイムリーな一冊。
チルチンびとの今月の特集が障子だったのだよ。
わふわふ!興奮のままスキップして購入したさ。